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2026.03.23

森WEEK 2026@目黒

南アルプスからつながる2つの流域
「宇和海 × 四万十川」

南予アルプス。関門海峡を越えてくる季節風が雪を降らせ、そこには四国南限のブナ林が息づいています。森が抱いた雫(しずく)は、西の宇和海へ、南の四万十川を経て太平洋へ。森の滋養を携えた水は、命の連鎖を海へと繋いでいきます。

急峻な地形が育む宇和海の養殖文化と、黒潮が踊る太平洋の豊かな漁場。この2つの流域では、古来より人々は自然の調和の中に身を置き、その恩恵を糧にしてきました。しかし今、気候変動という大きなうねりの中で、森・川・海を取り巻く風景は変容を迫られています。

私たちは今、何をなすべきか。
現場の熱量を知る人々、知を深める研究者、そして未来を創る実践者が一堂に会し、知見を交わしながら「共生のこれから」を探究する場が必要です。

本シンポジウムのコンセプトは「五感で体感する循環」です。単なる情報の共有に留まらず、五感を研ぎ澄ませて課題と向き合い、手を取り合う。領域を越えた対話から、新しいアクションと有機的なつながりを生み出していく——そんな創造的なプラットフォームを目指します。

株式会社サン・クレア
森WEEK 2026@目黒運営チーム

事業概要

「森WEEK 2026@目黒」は、愛媛県松野町目黒の滑床渓谷を起点に、南予アルプスからつながる「宇和海」と「四万十川」の2つの流域に焦点をあてた総合イベント。「五感で体感する循環」をコンセプトに、「流域」をテーマにしたシンポジウム、フィールドワーク、コミュニティイベント、展示を通じて、自然と人の共生を探求します。

本事業は、「五感で体感する循環」をメインコンセプトに掲げ、以下の目的の達成を目指します。

自然と人の共生の再定義
宇和海と四万十川という2つの流域を通じて、生態系のつながりを再発見し、ネイチャーポジティブな視点を養う。

実践知の共有と政策への接続
実践者(事業者、漁師、料理人など)、研究者、行政、住民が交わる「結(ゆい)」の場を創出し、得られた知見を地域の政策や事業へと反映させる。

地域資源の価値化と再生
放置竹林などの地域課題を、イベント(バーニング目黒)を通じて「資源」へと転換し、楽しみながら環境再生に取り組むモデルを構築する。

交流(コミュニティ醸成)と次世代への継承
地域課題の解決や、同じ課題感や価値観を持つ人との交流を通じてコミュニティ醸成を図る。また、自然体験や原画展などを通じて、子供から大人までが「命の循環」を感じ、日々の暮らしに接続するきっかけを提供する。

事業名森WEEK 2026@目黒
テーマ南予アルプスからつながる2つの流域『宇和海×四万十川』
日程2026年4月22日(水)〜4月25日(土)
場所愛媛県松野町目黒 森の国Valley(滑床渓谷周辺)および関連流域エリア
主催株式会社サン・クレア
構成4/22(水):宇和海流域シンポジウム
4/23(木):四万十川流域シンポジウム
4/24(金):コミュニティイベント準備(竹伐採グループワーク/前夜祭)
4/25(土):コミュニティイベント本番「バーニング目黒」
常設展示:やまぢももか「あめつちカード」原画展
対象自治体・行政関係者、水産・漁業関係者、研究者、飲食関係者、ツーリズム事業者、地域住民 ほか
参加費(税込)シンポジウム参加:無料
交流会参加:5,000円
宿泊
(朝食付き・4名相部屋):11,000円
(朝食付き・2名部屋おひとり):16,000円
(朝食付き・個室一人部屋):23,000円
定員各シンポジウム 現地30名程度(オンライン参加可)
コミュニティイベント 最大50名

コンセプト

本イベントでは、「循環」を生態学的・文化的・社会的な広がりを持つ概念として捉え、以下の3つの領域でプログラムを展開します。

循環領域定義プログラムへの実装
① 水の循環
(生態学的つながり)
森から川へ、海へ。2つの流域における生態系の連続性と、それが人間社会(水産事業等)に与える影響の再評価。・シンポジウム(水産事業×森)
・滑床渓谷フィールドワーク
・四万十川フィールドワーク
② 資源の循環
(未利用資源の活用)
地域課題とされる放置竹林等を伐採し、祭り火として昇華させ、炭として土に還す現代の「奉納」。・竹伐採グループワーク
・バーニング目黒(お焚き上げ)
・竹炭づくり(土壌改良材への活用)
③ 人の循環
(交流と継承)
多様な主体(事業者、研究者、行政、住民など)が交わり、知恵と文化を次世代へつなぐ「結」の場の創出。・交流会(焚き火)
・コミュニティイベントへの参加
・常設展示(あめつち原画展)

プログラム概要・タイムテーブル

宇和海流域シンポジウム(4月22日(水))

プログラム概要
テーマ: 海の現場から考える、森川海の循環  
-地域資源を産業として活かす-

地球温暖化による海水温の上昇をはじめ、海洋環境の変化を背景に、水産業や養殖業を取り巻く状況は今、大きな転換期を迎えています。世界的に水産資源の確保や持続可能な食料生産への関心が高まる中、日本の水産業もまた新たな方向性を模索しています。

本セッションでは、養殖業が盛んな宇和海において水産加工・流通業を営むイヨスイ株式会社 代表取締役社長 荻原達也氏をゲストに迎え、国内外の水産業界の動向や養殖産業の現場から見えてくる課題と可能性についてお話しいただきます。海水温の上昇など環境変化が現場に与えている影響を踏まえながら、地域の海をどのように守り、持続可能な産業として次世代へつないでいくのかを考えます。

山に降った雨は川を通り、やがて海へと流れ込みます。森・川・海のつながりの中で育まれる豊かな生態系は、養殖業をはじめとする地域産業の基盤でもあります。森の保全や流域環境の変化が海の生産環境にどのような影響を与えているのかを見つめ直しながら、海と森の関係について改めて考えます。

里山の農家で育った幼少期の経験を持ち、現在は海をフィールドに事業を営みながら、代々続く山で畑を耕す暮らしも続けている荻原社長。その視点から、地域資源を産業として活かすための可能性や、水産企業として地域と共に取り組むべき課題についても議論を深めます。

滑床渓谷でのフィールドワークも交えながら、地域の自然環境と産業がどのように共存し、未来へとつながっていくのかを考えます。森川海の循環を「産業」という視点から捉え直し、ネイチャーポジティブな地域社会の可能性を探ります。

(1)基調講演 【海の現場から考える、森川海の循環 -地域資源を産業として活かす-】
イヨスイ株式会社 代表取締役社長 荻原達也氏

(2)パネルディスカッション
【テーマ:海の現場からひらく流域経営】
・イヨスイ株式会社 代表取締役社長 荻原達也氏
・NPO 法人森は海の恋人理事 京都大学名誉教授 田中克氏
株式会社サン・クレア(森の国Valley) 代表 細羽雅之
・ファシリテーター 田中雄揮氏

(3)滑床渓谷フィールドワーク
・ネイチャーガイド 船越友記郎氏 小林皆登氏

(4)関連研究の共有
・東京大学森彰研究室(生物多様性 生態系サービス分野)特任専門職員 田中雄揮氏

タイムテーブル

時間内容所要時間会場
9:00-9:30受付水際のCamp-Us
9:30-10:00開会挨拶・オリエンテーション(森の国Valley 細羽)30分水際のCamp-Us
10:00-11:00基調講演:海の現場から考える、森川海の循環
(イヨスイ株式会社 代表取締役社長 荻原達也氏)
30分水際のCamp-Us
11:00-12:30パネルディスカッション:
テーマ: 海の現場からひらく流域経営
90分水際のCamp-Us
12:30-14:00昼休憩
※会場近くに食事するところがなく、昼食はお弁当をご用意しております(ランチ券と引き換え)
14:00-16:00滑床渓谷フィールドワーク(ネイチャーガイド案内)120分滑床渓谷
16:30-17:00関連研究共有:ネイチャーポジティブと人間の福利
(東京大学 田中雄揮氏)
30分水際のCamp-Us
17:30-20:30交流会(宇和海流域食材×ピッツァ・イタリアンビュッフェスタイル)セルバッジオ

四万十川流域シンポジウム(4月23日(木))

プログラム概要
テーマ: 森川海の循環と、食でつなぐ流域連携
-地域食材・知恵の共有から、次のアクションへ-

森・川・海の循環は、いま“静かに詰まり始めている”ように見えます。四万十川では、川底に砂や泥がたまり、石の隙間が目詰まりして、生き物のすみかや餌が減り、川が「呼吸しにくい」状態になっている——という現場の実感があります。背景には砂防ダム等で上流からの石の移動が滞ること、制度上の制約で川へ戻す工夫が難しいことなど、複数の要因が絡み合っています。ここを「川だけの課題」にせず、森から海までの“流域の仕事”として捉え直します。 

海の定置網も同じです。多様な魚が入る一方で、サイズ不揃い・加工の手間・販路の壁によって「未利用魚」が生まれ、価値に乗り切らず海へ戻されてしまう。けれどそれは、海がまだ“多様性”を手渡しているサインでもあります。料理人の技術と、加工・流通の編集が加われば、未利用魚は「もったいない」から「地域の新しい価値」に変わっていく——そんな実装が各地で始まっています。 

本セッションでは、環境省との取り組みを起点に昨年から進めてきた「四万十川流域連携ツーリズム」の実施レポートを共有し、川漁師・海漁師・食の専門家(料理人等)とともに議論します。目指すのは、環境省が示すネイチャーポジティブ(損失を止め、回復へ反転させる)を、流域の食文化と産業の現場で“動く計画”にすることです。 森・川・海は、上流から下流へ続く長い一つの台所です。流れを整え、食材の多様性を生かし、循環が続く仕組みへ更新する。今日の対話を、次の行動につなげます。

(1)四万十川流域連携ツーリズムの実施レポート
環境省モニターツアーから鮎ピッツァ開発までの官民連携実績
・ネイチャーガイド 船越友記郎氏 小林皆登氏

(2)四万十川フィールドワーク
・ネイチャーガイド 船越友記郎氏 小林皆登氏

(3)パネルディスカッション
【テーマ:森川海の循環と、食でつなぐ流域連携-地域食材・知恵の共有から、次のアクションへ-】
・四万十川川漁師 税所伊織氏
・窪津共同大敷組合長 林千博氏 
・PIZZERIA GTALIA DA FILIPPOオーナーシェフ 岩澤正和氏
・サステイナビジョン 代表取締役 下田屋毅氏(オンライン)
・株式会社サン・クレア(森の国Valley) 船越友記郎氏
・ファシリテーター 田中雄揮氏

(4)関連研究の共有
・東京大学森彰研究室(生物多様性 生態系サービス分野)助教 西澤啓太氏

タイムテーブル

時間内容所要時間会場
9:00-9:30受付
9:30-10:00開会挨拶・オリエンテーション(森の国Valley 細羽)30分道の駅
よって西土佐
10:00-10:30実施レポート:四万十川流域連携ツーリズムの実績
(森の国Valley ネイチャーガイド 船越、小林)
30分道の駅
よって西土佐
10:30-12:00四万十川フィールドワーク(ネイチャーガイド案内)90分四万十川流域
12:00-14:00昼休憩(水際のCamp-Usへ移動:35分)
※会場近くに飲食店やお店がありますので、昼食は各自そちらにて。
14:00-16:00パネルディスカッション:
テーマ:森川海の循環と、食でつなぐ流域連携-
120分水際のCamp-Us
16:00-16:30関連研究共有:ネイチャーポジティブと人間の福利
(東京大学 西澤啓太氏)
30分水際のCamp-Us
17:00-交流会(四万十川流域食材×ピッツァ・イタリアンビュッフェスタイル)セルバッジオ

コミュニティイベント 「バーニング目黒」 4月24日(金)・25日(土)(水))

プログラム概要
放置竹林を伐採し、祭り火として昇華させ、炭として土に還す現代の「奉納」イベント。イベントを通じて「資源」へと転換し、楽しみながら環境再生に取り組む。また、住民と参加者の交流や、同じ課題感や価値観を持つ人との交流を図る「結」の場づくりを創出します。

4月24日(金) 竹林伐採のグループワーク/ 前夜祭
4月25日(土) バーニング目黒本番

私をめぐるネイチャーメッセージ
やまぢももか「あめつちカード」原画展(常設展示)
Momoka Yamaji “AMETUCHI Card” Exhibition of Original artwork

「あめつちカード」は森や川、海がめぐるように、壮大ないのちの循環の中にある、私自身を思い出させる36枚のカードです。
〝この森にあそび この森に学びて あめつちの 心に近づかむ〟
これは、愛媛県松野町の初代町長・岡田倉太郎氏が残した言葉です。
すべてのめぐみに感謝し、人が自然とともに生きることを尊ぶ精神を脈々と受け継いでいる、愛媛県松野町・滑床渓谷にある「森の国Valley」で2026年春、このカードは生まれました。滑床渓谷は足摺宇和海国立公園の一部でもあります。山で生まれたカードですが、ここでは水を媒介として生命が育まれている様を、四万十川流域を森・川・海と横断しながら、海にたどり着くまでの様々が描かれています。ネイチャー活動家・船越友記郎が自然界から受ける感覚をメッセージとして落とし込み、新進気鋭の画家、やまぢももかが独自の世界観で丁寧に描いています。本展覧会では、「あめつちカード」の原画36点(アクリル画)を見ていただくことができます。心を溶かすようなやわらかな光の表現や、独自に解釈されたまるで絵本のような物語世界、そして緻密なディテールなど、原画から湧き上がるエネルギーを、ぜひご体感ください。

プロフィール
画家 / やまぢももか Momoka Yamaji
両親(父は木工作家、母は染布作家)の影響を受け、五名の自然と創作に親しむ幼少期を過ごす。高校時代は瀬戸内国際芸術祭のボランティアに参加するなど、アートとそれを展開する場に触れ、愛媛大学社会共創学部にて、地域資源マネジメントを学んだ。「公・民・学」が連携するまちづくり組織、松山アーバンデザインセンターでイベント企画やフライヤー制作などに関わり、イラストレーターとして活動をスタート。デジタル作品とアクリルガッシュ、水彩、黒板アートなど様々な画材での表現に挑戦。2023年には個展「mom no momo」を開催。愛媛大学卒業後は松山市に拠点を置きつつ武蔵野美術大学通信教育課程へ編入し、美術への学びをより深める。

■会期:2026年4月22日(水)〜8月31日(月)
■開館時間:10時〜16時 
■開館日:毎週土・日曜、4月22日(水)〜25日(土)は開館
※4月24日(金)・25日(土)は作家在廊
※臨時休館および特別開館の際は「森の国Valley」公式インスタグラムにてお知らせします
■観覧:無料
■会場:水際のCamp-Us 1Fロビー・ギャラリー

//2003年
香川県生まれ
東かがわ市、五名の山里で育つ
//2023年
UDCM (松山アーバンデザインセンター)に関わる
個展「mom no momo」UDCM、愛媛
//2026年
愛媛大学卒業、愛媛県松山市在住
SNS: インスタグラム @momillust.com_

参加申込について

宇和海・四万十川流域のシンポジウム、ならびにコミュニティイベントへのご参加は事前申し込みをお願いしております。また宿泊についても、受付フォームからご予約いただけます。

●参加費
シンポジウム参加:無料
交流会参加:5,000円
宿泊
(朝食付き・4名相部屋):11,000円
(朝食付き・2名部屋おひとり):16,000円
(朝食付き・個室一人部屋):23,000円
宿泊は「水際のロッジ」「水際のCamp-Us」のいずれかになります。

●申し込み方法
(1) 受付フォームより参加されるプログラムを選択してお申し込みください

森WEEK2026 受付フォーム

お問い合わせ先

株式会社サン・クレア  森WEEK 2026@目黒運営チーム (彦田・田中)
住所:愛媛県北宇和郡松野町目黒 滑床渓谷
MAIL: event@morino-kuni.com

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