土のもの
-
ひとつたりとも無駄にはできない完熟梅
日が昇る前、早い日には朝の5時から梅の収穫は始まる。
毎朝、早起きをして梅畑に向かうのが、最近の森の国での僕の日課となっていた。
毛利さんは、畑の隅に落ちている梅まで一つ残らず収穫する。
その一コマを見るだけでも、彼がどれだけ梅を大切にしているのかが伝わってくるのだ。 -
草刈り農家、OKBFARMの無農薬みかん
「農薬防除がどうしても嫌で。自分の体に悪くてしんどいし・・・。」
みかん畑の山の上でゆるやかに話すのはOKB FARM(大久保農園)の大久保幸裕さん。
「一年のうち10ヶ月は草刈りしてるかなあ」と話す彼は、10年ほど前に実家のみかん農園を独立し、一人で独自の農法と販売方法で柑橘農園を始めた。 -
地域でつながる桃物語
梅雨から初夏にかけて、松野町は少し華やかになる。その正体は、ピンクに色付く「桃」。
道の駅や直売場でもたくさんの桃が店頭に並ぶ。しかし、桃はとっても繊細な果物。
少しでも傷がついてしまったり、収穫前に実が木から落ちてしまったりすると、商品としては売れなくなってしまうのだ。 -
あまくてあまーいまっちゃんトマト
まつの町、まつち駅の線路沿いに住むまつひらさんが育てているのは、「まっちゃんトマト」旨味と甘味が凝縮されており、一度食べたら忘れられないと言われるまっちゃんトマトは、SELVAGGIOの看板ピッツァでもある「マルゲリータSTG」にも欠かせない食材だ。
-
月のバイオリズムに合わせて作る目黒米
滑床渓谷の大自然の恵みを含んだ清らかな水と、大自然の土壌から栄養をたっぷり吸い込んで育った『目黒米』。のぶりん農園では月のリズムに合わせて土壌菌を撒く日を決め、手帳に農作業の予定を入れていく。
-
黄金色に輝く完熟南高梅
夏のはじめ。
目黒集落の山際にある梅畑は、甘酸っぱい梅の香りに包まれる。
そして、梅の木の下で朝日を受けて、黄金に光るのは完熟の南高梅。
完熟南高梅は、決してお店には並ばない。
それくらい貴重なもの。