FOCUS PROJECT

食
森のアブサロン
みんなでつくる、もうひとつのリビング
プロジェクト概要
- 内容
- 地域住民と訪問客が共に過ごす「第二のリビングルーム」のような温かさと交流の場
- 目的
- 自然の恵みや生産者に感謝する食の場を提供するとともに、世代や背景を超えた交流を生み出すこと
- 対象
- 誰でも参加可能
- 開始時期
- 2025年春~
プロジェクトマネージャー
細羽 伸枝
糀発酵食プロデューサー広島県での都市生活から人口270人の限界集落へ一家で移住。 糀を使った発酵食の魅力を伝える。 おもてなしの心でゲストを迎える「スナックのぶえ」のママ。 和ハーブフィールドマスター。3女の母。

桑田 明子
SELVAGGIO料理人小さいころから食べることが大好きで、気が付いたら料理の世界に。 自らも自然栽培をする料理人でありながら、日々地元の生産者さんや食材と向き合い修行中。 生産者さんの想いをのせたプレートの提供や食材のおいしさを引き出す調理方法を伝える。

はじまりのストーリー
幸福度が高いと言われるデンマークにあるアブサロンというコミュニティディナーに参加した私は初めましての200名が一斉にいただきますをする光景に衝撃を受けました。
一人暮らしの高齢者が多い限界集落であるこの場所にアブサロンがあったらいいなと思い、経営するホテルのレストランを宿泊者だけでなく誰でも利用できるようにしました。
今の社会を見ていると、個人主義に徹しすぎるのも寂しいものがあるなと思うんです。例えば、誰かに「雨降りそうだけど、傘ある?」と、声をかけてもらうと少しその日は嬉しいじゃないですか。「関わる人が“ご機嫌”であって欲しい」と願うポジティブお節介をアブサロンで感じて欲しいです。
孤独だったり、悩みがあったり、辛い時にこそアブサロンに行ってみよう!と思ってもらえたら、私の心も温かくなります。
高齢者に限らず、地域の若者と旅行者が同じテーブルを囲むことで、自分の知らない世界を知ったり、つながりが生まれたりして、自分の人生が変わるかも知れません。誰かのそんなきっかけになればいいなと願っています。



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