AMBITION

森の国 Valleyの挑戦
2021.03.16

English Camp at NAMETOKO

森の国では1957年から53年以上続いた国際交流の歴史があったという。

元々はアメリカの宣教師、地元医師と教師が森の国を訪れ、滑床渓谷で始めたというEnglish Camp。

このキャンプをきっかけに松野町では昔から多くの子供達が海外への関心を高く持つようになり、国際結婚をしてハワイに移住する人や、海軍の通訳士など、国際人として世界を舞台に活躍する人を多く輩出してきた。

最大200名ほど集まる松野町の一大イベントにもなった English Campだが、2度にわたって終わってしまったという苦い歴史もある。紆余曲折はあったもの、松野町の伝統をこの土地にもう一度復活させたいという水際のロッジ仕掛け人、川口さんの強い思いにより、English Camp at NAMETOKOとして2019年に復活を遂げた。

English Camp at NAMETOKOとは?

2019年夏。

13人の地元の中学生と、地元のALT、過去に参加した卒業生や大学生たちがアシスタントとして集まり、復活を遂げたEnglish Camp at NAMETOKO。子供たちは、数年前に廃校になってしまった松野南小学校で、2泊3日の共同生活を送る。

言語としての英語ではなく、滑床渓谷のキャニオニングや、英語劇、ゲーム、英語でのラジオ体操、トレジャーハント、といったアクティビティを通して、暮らしのための生きた言語に触れ合うきっかけづくりを目的として開催。

滑床キャニオニング体験

最初は緊張気味でぎこちなかった子供たちは、徐々に心もほぐれてきて、3日目にもなると、英語を話すことに対する抵抗も無くなってきていた。

3日間の中では、松野町の地元の農家さんとの交流もあり、地元野菜を使ったカレー作りなども行い、勉強だけではなく共に遊ぶ、そして地元の人とも交流するという2019年のEnglish Camp は大成功を収めた。

国、言語の壁が徐々になくなる子供たち

どんな状況でも継続することに意味がある

継続させる光が見えてきた…と、思った矢先にやってきたコロナの影響で、計画が頓挫した2020年。

さあどうしようか。

「一度再開したことを止めるのは簡単。どんな形でもいいから続けていきたい」とプロジェクトリーダー川口さん始めとする運営メンバーの強い想いでコロナ禍でもできるやり方で開催することを決定。
コロナの感染症対策と並行し試行錯誤しながらも、オフラインとオンラインを融合させたハイブリットなキャンプを実現させた。

2020年のEnglish Camp は7名の地元中学生と、4名のALT、4名のアシスタント、4名のスタッフ、5名の海外ゲストスピーカーの合計24名が集まり、1日限定で行われた。
水際のロッジのピッツェリア『Selvaggio』でピザ作り体験をしたり、滑床渓谷のハイキングをしたり、オンラインで海外のスピーカーとリアルタイムで繋ぎ英語で世界のコロナの状況について意見交換を行ったりと、子供たちにとっても濃い体験ができ、英語に対する学習意欲が増した、といった声もあがった。
また、オンラインでの国際交流を通して、リモートで世界と繋がりやすくなったことを実感することができた。

オンラインで世界の国と中継する様子

2021年、さらなる進化を遂げて企画予定!

50年以上の松野町の伝統が引き継がれ、コロナ禍の状況でも継続することができたEnglish Campは2021年ももちろん開催する。
今年は英語だけでなく、植物や生物といった森を学び感じられるような内容も企画するという。

オンラインとオフラインを融合させることでできることはさらに広がるだろう。

今年の夏も『この森にあそびこの森に学びてあめつちの心に近づかむ』体験をEnglish Camp at NAMETOKOで。

2020年のEnglish Campの様子はこちらの動画もご覧ください。
▶︎https://youtu.be/ALcI_YVLOs4

平成21年広報まつの 10月号
▶︎http://www.town.matsuno.ehime.jp/uploaded/attachment/1012.pdf