AMBITION

森の国 Valleyの挑戦
2021.12.07
町内イベント

森の国大自然文化祭開催!

#e-bike#Event#秋

2021年11月13日(土)に森の国目黒で「大自然文化祭」を開催した。今回はイベントレポートとともにイベントを開催するまでのストーリーとともに紹介したい。

ローカルに触れ合うサステナブルな1日

秋の紅葉もピークとなった11月13日は天気にも恵まれ、森の国目黒に多くの方が訪れた。
町の住民と共に自然や目黒の旬の食材を使った郷土料理や、地元の方が作る和菓子、無添加のカレーなどの食事の提供や、滑床渓谷や山の麓で行う森林浴ヨガ。田んぼの水を辿り水の循環を学ぶツアー、山の間伐材で木のスプーン作りを行うワークショップなど、おとなもこどもも楽しめる多様なコンテンツが町中に散りばめられた、まさに町のお祭りだ。
拠点は3年前に廃校となった「松野南小学校」。どこか学校の文化祭を思い出す。

E-bikeは初挑戦という方も多かったが、中には滑床渓谷の上まで紅葉狩りをしながら登ったり、自転車で全部の出店箇所を回り食を全制覇したりした方も・・・!?

多くの人が立ち寄り、食事もあっという間にSold Out。
地元の方だけでなく外からもお客様がやってきて、老若男女が和気藹々と会話をする姿も印象的な1日となった。

なぜ、森でE-bikeなのか?

森の国目黒は、松山空港からは車で2時間半。二次交通も発達しておらず、最寄りである松丸駅からやってくるには峠を越えなければいけないという、決してアクセスが良いとは言えない町。1日数本、循環バスがやってくるものの、移動手段は9割「車」だ。

気候変動や地球温暖化が深刻化しており、CO2の排出を抑えるために「持続可能性(サステナビリティ)」が叫ばれている社会情勢の中で「車」以外の移動手段が求められてくる時代はそう遠くはないだろう。

そして最近は、E-bikeという電動スポーツバイクがヨーロッパやバイク好き業界を中心に急激に人気を集めているらしい。
E-bikeは坂道も電動でアシストをしてくれるので無理なく登ることができ、時速30kmでの走行が可能だ。

森の国をE-bikeで駆け巡ることができれば、日々車で通り過ぎてしまう森の国の景色を新たな目線で味わうことができるのではないだろうか・・・?
という考えの元、E-bikeで森の大自然を120%味わうことのできるイベント「森の国目黒大自然文化祭」の企画をすることに!

イベントは初めての挑戦も多くあったものの、地域の方による多くの協力のもと、大成功で終わった。

健康にも環境にも良いE-Bikeが、限界集落である「森の国」の地域活性につながるり、これから車に代わる移動手段としても広まることを期待したい。

ライター/井上美羽