AMBITION

森の国 Valleyの挑戦
2021.02.22

雨土を感じ汗をかく。テントサウナ体験

滑床渓谷に来たからには、自然を精一杯満喫しないともったいない。
夏は、キャニオニングやBBQ、キャンプなどアウトドアアクティビティが目白押し。
では冬は何をしようか?

大自然の中で身体を温める、サウナをしよう!

サウナ愛好家(通称サウナー)たちは『ととのう』体験を求めてサウナを巡る。

『ととのう』とは、70〜80度のサウナで身体を温め、水風呂(ここでは清流)に飛び込み、そのあとベンチでぼーっと休憩をする。
この休憩の時間が、サウナーたちを虜にする快感『ととのう』瞬間なのだと、フォレストキャニオンの石川さんは言う。

右:石川雄一さん(フォレストキャニオン)

「ととのう感覚というのは、なんと言うんでしょう。浮遊感ですかね。サウナと水風呂を交互に繰り返すことで、暑さも、冷たさも感じない領域に達するんです。」

なるほど。身体を散々痛めつけた後に到達する天国的領域があるのか。
そんなふうに聞くと体験してみたくなる。

森の国スタッフもみんなでテントサウナ体験をすることに。

テントサウナの内観
雪解け水のため水は氷のように冷たかったが、この笑顔!

汗をたくさんかいて、叫びながら清流に飛び込んだあとは、待ちに待った至福の時間、『ととのう』時間。

“ととのった〜”

焚き火をして、ピザを食べたり、焼きマシュマロをしたり。

マシュマロの焼き方にもコツがあるという

さらにはワーケーションならぬサウナーケーションも!?

オンラインミーティング中@滑床渓谷

デジタルと自然の融合。仕事の合間にも息抜きでできるということを証明。

サウナは、フィンランドが発祥地だ。ここで行うテントサウナはフィンランド式入浴法と呼ばれるロウリュが体験できる。
ロウリュとは、熱したサウナストーンに水をかけ、水蒸気を発生させながら体温を上げていく方法である。

人工サウナとの違いを聞くと、石川さんは「人工サウナだと、無理やり汗を出すので、汗がベタついたりするのですが、ロウリュの場合、汗がさらさらしていて、さっぱりします。自然の薪で出る熱と、湿度で温めていくので、優しさがあるんです。お風呂に入る感覚と似ているかも知れませんね。」

ここで使うテントサウナの道具は全てフィンランド製。テントも背景の緑に馴染むように緑色。
椅子やベンチもフィンランドから取り寄せたものだと言う。
道具にまでこだわり尽くしたフォレストキャニオンが行うテントサウナは本場のフィンランドのサウナ体験ができる。

日本三大清流、四万十川の支流、滑床渓谷で体験するサウナは格別だ。
是非一度、滑床で『ととのう』を体験しに来てみてはいかがだろうか。
(テントサウナが体験できるシーズンは10月〜3月。)

ライター/井上美羽