AMBITION
10人の映像作家が森に集結!「森と限界集落と映像合宿」で完成した19の全映像を一挙公開
#Event#NAMECAMP
「森と限界集落と映像合宿」の舞台となる愛媛県松野町は四万十川源流のひとつである滑床渓谷(足摺宇和海国立公園)。楠氏を虜にした、呼吸するだけで体が喜ぶような大自然、清流にそって広がる日本の原風景、そこに暮らす人々の営みは訪れる人を魅了する。滑床渓谷ふもとの目黒集落は高齢化が著しい限界集落であり、地域の魅力を知ってもらうことで移住者を含む関係人口増加が期待できる。
一方で、映像業界においては、昨今のSNSにみられる、誰でも「プロ」と名乗れる動画ブームに、本質的なメッセージを感じられないコンテンツが溢れている。映像業界の価値そのものを落としかねないものが散見される中、楠氏の中で、若手の育成を目的とし、カメラマン本人が自身の感性と向き合う本気のワークショップを開催したいという思いが沸きあがっていた。
一見交わりそうもないこの二点を同時に解決できるプロジェクトとして、同地域で地域コミュニティ「森の国Valley」と宿泊施設「水際のロッジ」・「水際のキャンパス」を運営する株式会社サン・クレアとともに実践型映像制作ワークショップ「森と限界集落と映像合宿」を実施。10人の若手映像作家が滑床渓谷に集結し、3泊4日の映像合宿が行われた。
目黒の暮らし 部門
映像合宿では各参加者に、2つのテーマが与えられた。1つ目は「目黒集落の暮らし」を切り取って欲しい。各参加者の目線から見えた目黒集落を30秒の映像に落とし込んだ全9作品を一挙公開。
NAMECAMP Jr. 部門
2つ目のテーマが、森の国Valley夏の風物詩イベントもなっている「NAME CAMP Jr.」のPV動画を作成すること。小学1年生から3年生までのこどもたちが自然とどのようにともだちになっていくか、10個の映像から様子が見えてくる。
企画背景について 映像作家 楠健太郎氏より
最近はワンオペで解決できる案件が多くなり制作期間中は意外と一人の時間が長く、仲間と同じ方向をむいて何かに取り組む機会が減りました。この「森と限界集落と映像合宿」では、参加者と3泊4日を共に過ごし、同じ場所で同じ時間に同じものを見ているのに全員が違った視点で切り取っているという新たな発見や、そこに至るプロセスを意見交換できるかけがえのない時間が生まれます。
また、自分の暮らす街の風景と限界集落で日々営まれる風景のギャップに、心躍らせながらファインダーを覗くことになると思います。
映像をつくるって楽しい、人とつながるって楽しい、そう再認識してもらえる4日間になるよう努めさせていただきました。