LIFE

森の国 Valleyの営み
2021.02.18

目黒で竹林の道づくり

森の国では毎日どこかでDIY。手探りでやりながら自然の原理を知り、少しずつだが形にしていく。その道のプロフェッショナルはいない。素人の集まりだけれど、学びながら、進めていく『Learning by doing』の過程で思わぬ発見を生み出すことがある。

今日やってきたのはMORI FARM。農業体験ができるMORI FARMの裏側では何やら秘密基地構想が企てられている様子。(秘密基地構想の詳細はまた今度!)

チェーンソーとノコギリを持って向かった先は・・・

竹林・・・!

この鬱蒼と茂る竹林を綺麗にして、『竹林の道』を作る計画だ。

半日かけて、ノコギリとチェーンソーでギコギコ・・・。
機械を使い、ウッドチップにして、遂に竹林の道が開け始めた。

ちなみに竹は成長速度が早く、一年で5m以上伸びるという。さらに生命力が強いので、一度切っても来年にはまた生えてきてしまうのだ。切っても切っても生えてきてしまう、終わりなき戦い・・・。

そこで、竹やぶを枯らす方法はないか調べてみると、「1メートル切り」という方法を発見。

「1メートル切り」とは、竹の休眠期である冬、12月から翌2月の間に、竹を地面から1メートルほどの高さで切る方法だ。

春になり、切られたことに気がつかない1メートルの竹は、変わらず根から水を吸い上げるが、切り口に到達してやっと「自分は死んでたのか〜」と気づく。
しかしその時にはもう遅い。
根や地下茎の養分まで使い果たし、一年も経つと根っこもろとも枯れてしまうという原理なんだそう。

そしてここでもまずは実験的に行ってみようと、1メートルで切ってみた。

1メートル切り実践現場@森の国

果たして成功するのか。次の春を待つことにしよう。

ライター/井上美羽