LIFE
森の国 Valleyの営み
2021.06.21
梅仕事のはじまり
#Agriculture#Eat&Food#春
6月に入り、年に一回の「梅仕事」の季節がやってきた。
梅仕事とは、梅を収穫し、梅酒や梅シロップを仕込んだり、漬けて梅雨明けに干して梅干しを作るための一連の作業のこと。
森の国では多くの農家が梅を育てており、この季節になると、梅が実り、下に落ちた梅を毎朝収穫をする。
そう、これが「梅仕事」の始まり。
今日は早起きして、みんなで朝5時半から梅の収穫。
ちなみに、梅畑に敷かれた青いネットは、ウサギや猿などの野生動物たちに食べられないための対策だという。
青いネットの上に落ちる黄色く熟し始めた梅たちを一つ残らず拾ってあげるのだ。
梅を育てるのぶりん農園の毛利伸彦さんは、この時期は毎日早朝から1人で梅収穫。梅は1本の木で20キロほど実がなり、量によっては収穫に2時間ほど時間がかかるのだそう。
今日はたくさんの助っ人が来て、わずか30分で100キロほど収穫!
その後は選別に入る。
傷もない綺麗なA品の梅と、少し傷がついてしまったB品の梅。
たまに、商品にはできないC品もあるため、卸に出す前には必ず選別作業をしなければいけない。
「みんな綺麗だからほとんどA品ね〜。」
「それはBやろ。誰やこれ入れた人!笑」
おしゃべりをしながら慣れない手つきで選別作業。
そんな作業もみんなでやればすぐに終わる。
ここから始まる梅仕事。梅酒や梅干しが完成していただけるのは、もうすこし先だ。
ライター/井上美羽