HARVEST

旅の一番の想い出になるトマト
ナポリピッツァ世界選手権で、日本人初の最優秀賞を受賞した岩澤 Fillipo 正和さん。
岩澤さんが、心から惚れ込んだトマトがある。
その名も「まっちゃんトマト」。
思わず笑みがごぼれる美味しさ
水際のロッジ内のレストラン「Selvaggio」をプロデュースしたのは、ナポリピッツァ世界選手権で、日本人初の最優秀賞を受賞した岩澤正和さん。
岩澤さんが、心から惚れ込んだトマトがある。
その名も「まっちゃんトマト」。
松野町蕨生(わらびょう)地区。
予土線の線路がまっすぐ伸びる、自然豊かな田園風景の中でトマト農家を営むのが松比良健(まつひらたけし)さんご夫婦だ。
柔らかな日差しの差し込む、細長いビニルハウスの中でぐるぐると支柱をたどって伸びるトマトの苗の長さは、なんと15メートル!

収穫期間は半年以上にも及ぶそう。
松比良さんは、なるべく化学肥料を使わずに、土にこだわってトマトの栽培・収穫をしている。
岩澤さんは言う。
「スーパーに並ぶトマトの中には糖度をアピールしたものが多いけれど甘さだけが美味しさじゃない。
トマト本来の酸味がちゃんとあること。
これが美味しいトマトの条件。」

まっちゃんトマトは、とても小ぶりなトマト。
でも、大人も子どもも一つ食べただけで思わず笑みがごぼれる美味しさ。
水際のロッジにお泊りになられたお客様の中には、
「滞在中の一番の想い出は、トマト!!!」
と答えた方もいらっしゃるほどだ。
水際のロッジ内のピッツェリア「Selvaggio」の看板メニュー、
「まっちゃんトマト 世界一のマルゲリータSTG」
名前の通り、ピッツァの主役は「まっちゃんトマト」!
コース料理に出てくる高級なお肉やお魚を抑えて、お客様の「1番の想い出」になってしまう。
小ぶりだけど、存在感抜群のすごいトマトなのだ。
そして、松比良さんを岩澤さんに紹介したのが、Selvaggioでフロアスタッフを務める西濱裕佳子さん。
松比良さんをよく知る西濱さんだからこその説明の熱さに、マルゲリータのチーズはアツアツのトロットロに。
ライター/東 真貴

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