LIFE
森の国 Valleyの営み
2021.10.03
秋の郷土料理「いもたき」を教わる
#Eat&Food#目黒の伝統#秋
秋の食材といえば、おいも。
愛媛県は里芋の産地としても有名だ。
森の国目黒でも、里芋を育てている農家さんは多く、秋になるとみんな芋掘り。
そして食卓には里芋料理が並ぶ。
先日は近くの農家さんの畑で芋掘りをお手伝い。
綺麗な山水が流れる小川でとれたての里芋を洗い・・・
さあ早速何を作ろうか。
愛媛の南予地域では、350年以上前の江戸時代から愛媛県南予地域に根付く郷土料理「いもたき」があるのだという。
・・・作りたい。
いもたきとは、愛媛県大洲市が発祥の、鶏肉、里芋、こんにゃく、しいたけなどの具材を煮込んだ鍋料理。
今回はご近所のたみこさんから、いもたきの作り方を教えていただくことに!
皮を剥き、塩水にさらしてヌメりをとったら、30分ほど湯通し。
鶏肉、ゆで卵、こんにゃく、厚揚げ、ちくわ、ツイモを順番に入れる。
味付けは醤油と砂糖のみ。
「ガシガシした親芋はあんま食べれんからね」
ということで、大きな親芋と皮などの生ゴミは田んぼに返しに行く。
地下には蔵があるということで見せてもらうことに。
保存食がたくさん常備されていた!
梅干しや梅酒、乾燥椎茸、切り干し大根、などなど・・・。
「うちはね、ものが少ないんよ〜」という綺麗好きでミニマリストなたみこさんのおうちは木の香りもしてとっても居心地が良い。住みたい。
こうしてお家を探検しながらいもたきが煮えるのを待つこと2時間ほど。
里芋の甘みが美味しいたみこ流「いもたき」が完成。
見晴らしの良いお庭で早速実食。最高です。
旬と地域の色を感じられる家庭の郷土料理は、ほっこり。
さらに、秋の森の国の味覚を探究していこう。
ライター/井上美羽