あめつち便りアーカイブ
Vol. 19 森の音に、耳を澄ます。
Social Re-generator(地域蘇生人)の細羽雅之です。
目黒集落を真っ赤に彩っていた彼岸花も、そろそろ終わりを迎えました。
彼岸花が姿を消しはじめると、今度は芙蓉の木が、紅白のきれいな花を咲かせています。
季節は、誰かに教えられるでもなく、静かに次へと移っていきます。

芙蓉のすぐそばには、いつもの川が流れています。
朝、そのそばに座り、ゆっくりと目を閉じる。
すると、目で見ていた景色とはまた違う世界が広がってきます。
鳥の囀り。
秋の虫たちの声。
すぐそばを流れる川のせせらぎ。
ときおり木々を揺らして通り抜けていく風の音。
どれか一つの音を聴こうとするのではなく、聞こえてくるすべての音を、そのまま受け入れてみる。
そして、自分の呼吸を感じる。
そうしてしばらく座っていると、身体の力が抜け、心も少しずつ静かになっていきます。
この何もしない静かな時間が、いつの間にか僕の毎朝のルーティンになりました。
何か特別なことをしているわけではありません。
ただ、森の音に耳を澄ましているだけです。
でも僕は、この朝の時間がとても愛おしく思います。

森は、ずっと営み続けている。
考えてみれば、森は僕たちが眠っている間も、ずっと営み続けています。
水は流れ、風は吹き、木々は揺れ、鳥や虫たちはそれぞれの時間を生きている。
僕たちが聴いていようが、聴いていまいが、その営みが途切れることはありません。
朝、静かに耳を澄ませていると、森も、川も、鳥も、虫も、それぞれが別々に存在しているのではなく、ひとつの大きな営みの中にあるように感じます。
そして、その中には僕自身もいる。
自然を外から眺めているのではなく、自分もまた、この朝の営みの一部なんだと気づかされます。
人間だけが別の時間を生きているのではなく、森も、川も、鳥も、虫も、そして僕たちも、同じ朝を迎えている。
そんな当たり前のことを、身体の感覚として思い出させてくれるのが、僕にとっての「森の時間」なのかもしれません。
「見る朝」から、「聴く朝」へ。
僕たちの日常は、いつの間にか「見ること」でいっぱいになりました。
朝起きてスマートフォンを開き、ニュースを読み、メールを確認し、SNSを見る。
目が覚めた瞬間から、たくさんの情報が頭の中に入ってきます。
だからこそ、一日の始まりのほんの20分だけでも、
「見る時間」から「聴く時間」へ。
そして、
「何かをする時間」から「ただ、そこにいる時間」へ。
変えてみたらどうだろう。
森の音に耳を澄まし、自分の呼吸を感じる。
何かを考えようとしなくてもいい。
何かを得ようとしなくてもいい。
ただ、その朝の森と同じ時間を過ごす。
そんな小さな習慣が、日々の暮らしの中に静かな余白をつくってくれるように思います。
「森の営み瞑想」を始めます。
この森の時間を、離れた場所にいる皆さんとも一緒に過ごせないだろうか。
そんな思いから、この秋、**森の国Valley LABで「森の営み瞑想」**を始めることにしました。
四万十川源流域・滑床の森から、その朝の音と風景をLIVEでお届けします。
画面を見続ける必要はありません。
スマートフォンやパソコンをそっと置いて、森の音に耳を澄ましてみてください。
鳥の声。
川のせせらぎ。
風に揺れる木々。
虫たちの声。
そして、ときには雨の音。
あらかじめ用意された音ではありません。
その日の、その時間、その場所にある森の音を、そのままお届けします。
森の音に耳を澄まし、自分の呼吸を感じながら、20分ほど同じ森の時間を過ごします。
10月4日(日)朝7:00、最初の森へ。
「森の営み瞑想」のスタートに先立ち、10月4日(日)朝7:00から、初回無料LIVEを行います。
この日は、どなたでも無料でご参加いただけます。
その日の朝、目黒の森がどんな音を奏でているのか、僕にもまだわかりません。
鳥たちが賑やかに鳴いているかもしれない。
静かな川の音が聞こえているかもしれない。
雨の朝になるかもしれません。
それも含めて、その日の森です。
あらかじめ用意された「心地よい自然音」を聴くのではなく、
その瞬間に森で起きていることを、そのまま一緒に受け取る。
それが「森の営み瞑想」です。
少し早起きをして、
いつもの朝とは少し違う20分を、
目黒の森と一緒に過ごしてみませんか。
森の音に、耳を澄ます。
そこから始まる朝があってもいいように思います。
「森の営み瞑想」初回無料LIVE
2026年10月4日(日)朝7:00〜
参加無料/事前登録制
▼ 初回無料LIVEに参加する
▼ 「森の営み瞑想」について
細羽雅之
あめつち便りは、代表細羽雅之が森の国Valleyの考え方を、日々の営みを通してお伝えするコラムです。メルマガで定期配信いたしております。
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