あめつち便りアーカイブ
Vol. 10 Nature Positive
Social Re-generator(地域蘇生人)の細羽雅之です。
目黒集落も梅雨が明け、いよいよ夏本番を迎えました。
今回は森の国Valleyを少し離れ、熊本へ来ています。
熊本城ホールで開催された国際会議「Global Nature Positive Summit」に参加し、森の国Valleyの取り組みを紹介してきました。
近年、世界中で注目されている「Nature Positive(ネイチャーポジティブ)」という考え方があります。
これは、単に自然を守るだけではなく、「今よりも豊かな自然を未来へ残していこう」という考え方です。
森を育てること、川をきれいにすること、生きものが暮らしやすい農業へ転換すること。そうした一つひとつの取り組みが、人の暮らしや地域の豊かさにもつながっていく――そんな未来を目指しています。
これまでは、企業が製品やサービスを生み出す過程で、どれほど自然環境に影響を与えているのかを正確に把握することは容易ではありませんでした。
しかし近年、AIやデータ解析技術の進歩によって、製品のライフサイクル全体を通じた環境負荷を定量的に評価する技術が急速に発展しています。
スマートフォン、自動車、衣類、食品、住宅など、あらゆる製品やサービスについて、「自然への影響」が見える化される時代が始まりつつあります。
その結果、企業や自治体には「環境への負荷を減らす」だけでなく、「自然をより豊かに回復させる取り組み」がこれまで以上に求められるようになっています。

今回のサミットには、国内外から企業、行政、大学、研究機関など、多くの参加者が集まり、会場は大きな熱気に包まれていました。

私たち森の国Valleyもブースを出展し、東京大学や京都大学などとの研究連携を通じて進めている、Nature PositiveとHuman Positive(人の健康・Well-Being)のつながりや、四万十川流域を舞台とした森・里・川・海の再生に向けた取り組みをご紹介しました。


人口約250人の小さな集落で続けている実践に、多くの方が関心を寄せてくださり、「地域だからこそできる未来への挑戦」に大きな可能性を感じていただけたことは、私たちにとっても大きな励みとなりました。
詳しい内容は、後日Webサイトでもご紹介したいと思います。
これからは、企業、自治体、大学、そして里山で暮らす人々が、それぞれの立場を越えてつながり、自然を豊かにしながら人も豊かになる社会を共につくっていく時代になっていくのでしょう。
その歩みを、森の国Valleyから少しずつ実践していきたいと思います。
あめつちの心に近づかむ。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
森の国Valley関連サイト
https://morino-kuni.com/learning-retreet/
森からのお知らせ
【夏休み特別企画】
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アクシデンタル・ツーリズム(偶発的な旅)
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今回のコラムでは、世界で広がる「Nature Positive(自然をより豊かにしていく)」という考え方をご紹介しました。
実は、それは決して遠い世界の話ではありません。
子どもが夢中で川を泳ぐこと。
森で思いがけない生きものに出会うこと。
焚き火を囲み、誰かとゆっくり語り合うこと。
そんな一つひとつの体験が、人と自然とのつながりを少しずつ取り戻していく、小さな一歩になるのだと思います。
森の国Valleyには、決められたアクティビティをこなす旅はありません。
その日の天気、その日の川、その日に出会う人たち。
自然に身を委ねるからこそ生まれる「予定外」が、この場所でいちばんの贈りものです。夏休み限定プランでも、あえて余白を残した滞在をご用意しています。
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